青い和傘が床に映る。桐生市「宝徳寺」の夏の床もみじ
真っ赤な紅葉が床に映り込む「床もみじ」で知られる宝徳寺。夏は青や水色、白の和傘と新緑が、磨き上げられた床に涼しげな景色をつくります。秋の特別公開の情報もあわせてお届けします。
群馬県桐生市にある宝徳寺へ行ってきました。宝徳寺と聞くと、真っ赤な紅葉が床に映り込む「床もみじ」を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、今回は夏の涼しげで爽やかな床もみじを見てきました。
※2026年の夏は、6月27日(土)から9月23日(水・祝)まで「風鈴まつり・夏の床もみじ特別公開」が開催されました。
夏にしか見られない、青く染まる床もみじ
本堂に入ると目に飛び込んできたのが、青や水色、白の和傘。天井にも、正面にもたくさんの和傘が飾られていて、それだけでも華やかなのですが、さらにきれいなのが床への映り込みです。
磨き上げられた床に和傘がくっきりと反射して、まるで水面に景色が映っているよう。実際には一つの空間なのに、床の向こう側にも同じ世界が続いているように見えます。
特に印象的だったのが、夏らしいブルーの色合い。深い青、水色、白が重なることで、暑い季節なのに眺めているだけで少し涼しく感じられるような空間になっていました。
「床もみじ」だけど、夏はもみじだけじゃない
「床もみじ」という名前から、紅葉の季節だけ楽しめるものだと思っていました。でも宝徳寺では、季節ごとに違ったリフレクションを楽しめます。
夏に訪れたときは、窓の外に広がる鮮やかな緑と、色とりどりの和傘が床に映り込み、秋とはまた違った雰囲気。紅葉の華やかさとは違って、夏は青と緑を中心とした爽やかな世界が広がっています。
写真を撮るなら、床の映り込みまでしっかり画角に入れるのがおすすめ。和傘とリフレクションが上下に並ぶことで、宝徳寺らしい一枚になります。
青い和傘と新緑のコントラスト
室内の和傘だけでなく、個人的に好きだったのが外の緑との組み合わせ。本堂の開口部からは鮮やかな新緑が見え、室内の青い和傘とのコントラストがとてもきれいでした。
木の温かみがある本堂に、青い和傘と緑の景色。和の空間ではあるけれど、どこか現代的でフォトジェニックな雰囲気もあります。見る場所や角度を少し変えるだけでも映り方が変わるので、自分のお気に入りの場所を探しながらゆっくり眺めるのも楽しいです。
秋だけじゃない。夏にも訪れたい宝徳寺
宝徳寺といえば秋の床もみじが有名ですが、今回訪れてみて感じたのは、夏には夏にしかない美しさがあるということ。真っ赤な紅葉が映り込む秋とは対照的に、夏は青い和傘と新緑が作り出す、涼しげで爽やかなリフレクションを楽しめます。
同じ床でも、季節によって映る景色が変わる。だからこそ、一度だけでなく違う季節にも訪れてみたくなる場所です。
これからは、昼と夜で違った秋の「床もみじ」を
2026年の秋の床もみじ特別公開は10月17日(土)〜11月30日(月)。通常の拝観受付は9:00〜16:00で、宝徳寺公式サイトでは、朝は逆光になりやすいため10:00頃以降、本堂内が暗くなる前の15:00頃までの来山がおすすめされています。
さらに、11月14日(土)〜11月30日(月)はライトアップも開催予定。昼間の鮮やかな紅葉とはまた違い、夜は照明に照らされた木々が床に映り込み、より幻想的な雰囲気を楽しめます。昼の床もみじを見るか、夜のライトアップを見るか。せっかくなら、どちらも見てみたくなります。
今回見たのは夏の宝徳寺でしたが、秋は同じ場所とは思えないほど雰囲気が変わります。夏の景色を知っているからこそ、紅葉に染まった宝徳寺を見たときの変化もより楽しめそうです。床いっぱいに広がる紅葉のリフレクションを見に、今度は秋の宝徳寺を訪れてみてはいかがでしょうか。
2026年 秋の床もみじ特別公開
- 開催期間:2026年10月17日(土)〜11月30日(月)
- 拝観受付:9:00〜16:00/閉門16:30
- 拝観料:10月 大人800円、11月 大人1,200円、高校生以下無料
- ライトアップ:2026年11月14日(土)〜11月30日(月)/受付17:00〜19:00/閉門19:30/大人1,200円、高校生以下無料
※開催内容や紅葉状況は変更になる場合があります。お出かけ前に宝徳寺公式サイトで最新情報をご確認ください。
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